平成28年12月23日(金)に、群馬大学医学部附属病院の外科診療センターが主催する「手術基本手技講習会」が開催され、医学部2年生から臨床研修医まで37名の方が参加しました。

この講習会は、平成27年5月に第1回が開催されており、今回が第4回になります。

手技ごとに難易度が設定されており、段階を踏んで学ぶことができます。例えば、結紮では、難易度レベルは4段階、レッスン内容は12段階に区分されており、マンツーマンできめ細やかな指導を受けることができます。

また、鏡視下のバーチャルシミュレーターやエコーガイド穿刺、顕微鏡下の縫合など、機器も豊富に用意されています。

講師には、外科診療センターから42名の外科医が駆けつけてくれました。普段は医療現場にいる現役の先生方と話すことができるという意味でも、貴重な機会となったようです。

3時間集中的に手技を学べる機会は、医学部、臨床研修の期間を通しても、滅多にありません。指導医や機器も充実しており、全国的に見ても珍しい非常に充実した講習会です。

講習会修了後のアンケートでは、30人中30人全員が「よかった」、28人が「後輩に勧めたい」と回答しています。

次回は、6月頃に開催が予定されているとのことです。群大病院以外の研修医や、他大学の学生でも参加可能ですので、是非参加してみてはいかがでしょうか。

現在、外科を志望していなくても大丈夫です。どの診療科の医師になるにしても、必要な基本的な手技が学べますし、現役の外科医と話すうちに、外科のイメージが変わってくるかもしれませんよ。

次回の開催が決まった際は、このサイトでもご紹介しますので、楽しみにしていてください。

 

○講習会の概要

開催日時　12月23日(金・祝）13:00～16:00

会場　群馬大学医学部附属病院内　アメニティ講義室（前橋市昭和町）

お問い合わせ先　027-220-8241又は8226（担当：宮田、中村）