1. ホーム
  2. 研修病院からのお知らせ一覧
  3. 【11/3-4、第5回闘魂祭&闘魂外来を開催しました】

研修病院からのお知らせ

利根保健生活協同組合利根中央病院

【11/3-4、第5回闘魂祭&闘魂外来を開催しました】

2017年11月08日

 11月3日(祝金)~4日(土)に、群星沖縄臨床研修センター長・徳田安春先生をはじめ、順天堂大学浦安病院救急プライマリケアセンター長・阿部智一先生、水戸協同病院総合診療科・児玉泰介先生を講師に『闘魂外来・闘魂祭』を開催しました。今年は闘魂祭のフィジカルワークショップで企画スタート。

 『25歳女性の主訴:腹痛』をテーマに、各チーム毎に問診で聞くことを出し合いながら、例題症例の鑑別診断に取り組みました。徳田Drの腹痛時における基本的な聴診・打診時ポイント・注意点の説明を基に、各チームで聴診音の確認や打診練習を行いました。「腹部診療に関して不明点や診察手技を改めて勉強できて楽しみながら参加できた」との感想が多く、基本の再確認や新しい情報を得たりと、満足度の高い内容となったようです。

 夜は老神温泉観山荘様へ移動し、温泉と地元食材の夕食で疲れた脳に栄養補給!参加者同士の交流も深まったところで、夕食交流会後の臨床推論クイズバトルへ移行。当院総合診療科・鈴木Drと水戸協同病院総合診療科・児玉泰介Drがそれぞれクイズ形式で症例提示。『主訴:全身倦怠感』などについて、各チーム鑑別を絞り出しながら得点を競いました。同点だった2チームが最後はプロレス技で勝敗を決めるという珍プレーで会場は大盛り上がりでした。

 2日目メインイベントの闘魂外来は、患者さんのご理解とご協力をいただき、風邪症状の方や腹部に違和感のある方などを診察させていただきました。指導医が見守る中、問診・診察・検査オーダー・アセスメントプランの立案など学生主体で動いてもらったので「自分の主体性と判断に基づき診察できた経験は重要だった」「一症例を根気強く考える機会を学生のうちに知れて良かった」「大学ではすでに鑑別が上がっている疾患を考えることが多い。一から考えることに慣れてなく、なかなか鑑別が上がらなかったがとても勉強になった」などの感想が聞かれ、今後に生きる経験となったようです。

 今後も同様の企画を通じて群馬県内の家庭医医療・総合診療の底上げと、医学生・若手医師教育の充実が図られるよう取り組んでいきたいと考えています。各種イベントや勉強会のお知らせも当Facebookで随時公開しておりますので、定期的にチェックしていただけたらと思います。

#闘魂外来 ・・・とは、患者様のご協力を得たうえで指導医の見守る中、医学生が「問診→身体診察→鑑別診断→アセスメント→プラン→患者への説明」と、外来診察の一連の流れをすべて行う実践型臨床実習です。

リンク:https://goo.gl/NwkN42