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群馬県済生会前橋病院

指導医ピックアップ

群馬県済生会前橋病院 整形外科

長谷川 仁 先生

「2年間の初期研修を失敗しない方法」をお話しします。

研修病院選びの条件ってなんでしょう?様々な診療科がそろっている、研修医がたくさんいる、救急医療が充実している、などといった意見をよく耳にします。
どんなに人気の大病院で研修しても、自分のやりたいことが見つからず目まぐるしく変わる研修カリキュラムに飽きてしまっては、充実した研修にはならなくなってしまいます。あまりに忙しい病院では研修どころではなく、「なんでも使いまわしできる便利な若手医師」と化してしまうような心配もあるかもしれません。

充実した研修を受けられるかは、指導医とのしっかりとした連携が重要です。そのためにはきちんとしたメンター制度を導入し、個別にメンターがつくことで2年間を通して自分の進路について確実にサポートしてくれる病院を選ぶことが重要です。2年間の研修中には様々な悩みや新たな希望など、初めに決めた通りとはいかず変更が必要な場面も出てくると思います。そんな時にも気兼ねなく相談できたり、1年目が終わる段階で新たにカリキュラムの見直しができたり、シニアレジデントへ向けての柔軟な対応のできる病院こそが、初期研修を失敗しないためには必要だと思います。済生会前橋病院では、メンター制度を充実させ確実にサポートできるような研修を心がけています。例えば、過去に当院で研修されたメンバーの実習を紹介します。

内科研修の期間中に放射線科の読影研修を受けたい、眼科の眼底検査をマスターしたい、生理検査室で超音波検査のルーチンワークをこなしたいなどのちょっとした研修医からの希望がありました。そこで一週間のうち1日は読影の研修に入ってもらったり、眼科の研修をしたり、エコー検査も気が済むまで患者さんを何人も検査してもらったこともあります。大きな病院での研修では、眼科や放射線科を内科研修中に毎週1日ずつ使用して研修することはなかなか難しいと思います。

最後になりますが、2年間の初期研修を楽しく充実したものにできるように願っております。
Good luck! You can do it.
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